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一日一描(10月31日)

一日一描(10月31日)_e0107851_20143526.jpg


参考
『ポーズマニアックス(http://www.posemaniacs.com/blog/)』

 今日は、少々ご託を並べます。

 絵の描き方の覚え方は、漢字の学習と通じる部分があると常々思っております。
 たとえば、繰り返し描き続けることで、普遍的なバランス感覚を学ぶ点など。
 一方、根本的に違うのは、漢字は過去に為された解釈を模倣するのに対し、絵はその場でモチーフを解釈しなければならない点です。

 書き順というものが、漢字にはあります。漢字の美しいバランスは、書き順に支えられていると言えましょう。
 絵にはありません。正確には、描き手がモチーフを解釈した後に、自身で書き順を定めるのです。描き手ごとに異なりますが、描き手の中では法則性が成立していることが多いと感じています。

 絵が上手に描けないということは、モチーフに対する解釈が浅いということが原因のひとつだと思います。
 解釈が浅いと、モチーフをそれらしく描くための書き順が成立していないのに、絵を描くことになります。
 書き順が成立していない状態で絵を描く時、知らず知らずのうちに、他のモチーフの書き順を用いて描いてしまうことが、私にはあります。

 たとえば、人体の俯瞰構図。これを、煽り構図の書き順で、つい描いてしまいます。出来映えは悪く、見られなくもないが、どこか歪んでいる絵になります。
 間違いなく、私は、俯瞰についての解釈が浅いのです。
 だから私は、俯瞰を描く時は、ひたすら見て、考えて、解釈を深めて、美しい俯瞰絵を描くための書き順を創出しなければならないのです。

 しかしつい、よく似ている構図である、そして比較的得意な"煽り構図"の書き順で描いてしまいます。出来る事を組み合わせて、出来ないことに挑むのは、決して間違いではありませんが、根本的な解決にはなりません。しかし、なんとなく描き上げることが出来るので、このやり方から離れられなくなってしまっているのです。
 これは、私のような初級者にありがちな、トラップにはまり込んでしまった状態なのだと思います。
 このトラップから抜けるためには、頭を真っ白にして、ひたすら俯瞰絵を練習するしかないのでしょう。

 
by inaba_rabbit | 2008-10-31 20:39 | 絵の練習


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